土屋文明は高崎市の出身、歌人・伊藤左千夫の経営する牧舎で働きながら第一高等学校、東京大学を卒業し、諏訪高女、松本高女の校長などを歴任、アララギ派を率いて歌人として活躍した。生涯を通じ万葉集4500首の研究に冒頭し「万葉集私注全20巻」を著し100歳まで生きた。長寿には《生きがいを意識し持ち、努力すると生きる力が芽生える》と言う。1984年文化功労者、1986年には文化勲章を受章している。